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ふと見せる曇った顔
ありがとうって
握り返してきた温もり
夕暮れて行く空
何気ない会話が
心にしみて行く
帰る道
何の約束したわけじゃないけど
降り積もって行く日々の中
二人の歴史を刻んで行こう
馬鹿げたことでも
大真面目にさ
抱きしめることできないけど
僕が傍にいるよ
そのことを
どうか忘れないで
君の瞳に映らなくても
僕はここにいるから
僕たちが向かう先は
別々だけど
きっと君ならうまくいく
窓に映る僕は
半分笑って
半分泣いている
雨あがり
濡れたアスファルト
ライトが乱反射している
交わることのない心と心
愛していますって
言えばきっと
困った顔ありがとうって
後悔だけが
僕を責めたてるから
言わないけど
一瞬でも一秒でもいいから
僕だけを見詰めて
君を愛し何気ないふりで
今日まで支えてきたけど
どうやらもう無理みたい
涙の後
笑った君の瞳には
僕は映らない
どうか理由は聞かないで
まっすぐ前だけ見て、
愛する人の元へ
なくすものなど何にもないのに
ああどうしてかな
涙が止まらない
一瞬でも一秒でも
振り向いて欲しかった
小さくなっていく背中
愛しているって
呟いてみる
ずっと愛しているよ
愛して欲しかった
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